コラムバラ(薔薇)の花言葉とは?本数・色ごとの意味を解説2024.09.11 Wed

花の女王とも呼ばれるバラ(薔薇)

比類のない美しさ

花の女王とも呼ばれるバラ(薔薇)。気品のある美しい姿と良い香りを持ち、深紅のバラの花束は結婚を申し込むプロポーズの際の定番の品、愛の象徴でもあります。

バラは、その華やかな色彩、優雅な花の形、そして艶やかな花びらの質感など、視覚的な美しさを極めた花の一つです。単色だけでなく、グラデーションや絞り模様など、そのバリエーションは無限に近く、見る者の心を捉えて離しません。また、一輪の花でも群生して咲く姿でも、それぞれに美しい風景を作り出す、その表現力の豊かさも魅力の一つです。

このバラの花言葉は、本数や色ごとに異なっているのをご存知でしたか?ここでは、大切な人にプレゼントする際に知っておきたい本数・色ごとのバラの花言葉の意味と、贈る相手別のおすすめ品種や花言葉の伝え方などを紹介します。

バラの花言葉【本数別】

バラの花言葉【本数別】

1月1日:グリーンのバラ(薔薇)

2月6日:クリーム色のバラ

2月14日:赤いバラ

2月22日:白いスプレーバラ

4月16日:ブラウンのバラ

5月4日:ライトピンクのスプレーバラ

5月9日:ブルーのバラ

5月13日:ライトピンクのバラ

5月17日:クリーム色のスプレーバラ

5月28日:ライトオレンジのスプレーバラ

6月15日:イエローのバラ

6月18日:ダークピンクのバラ

6月19日:ライトイエローのスプレーバラ

6月20日:ピンクと白の復色バラ

6月23日:イエローのスプレーバラ

8月13日:ライトオレンジのバラ

8月20日:赤いスプレーバラ

9月8日:ピンクのスプレーバラ

9月18日:ライトブルーのバラ

9月23日:オレンジのスプレーバラ

10月10日:パープルのスプレーバラ

10月27日:ブラウンのスプレーバラ

11月2日:パープルのバラ

11月7日:ピンクのバラ

11月11日:白いバラ

11月19日:ダークピンクのスプレーバラ

11月24日:グリーンのスプレーバラ

11月29日:ピンクと白の複色スプレーバラ

12月17日:ダークレッドのスプレーバラ

12月24日:ダークレッドのバラ

12月26日:オレンジのバラ

バラの花言葉【色別】

バラの花言葉【色別】

赤いバラ(薔薇):「告白」

赤いスプレーバラ:「愛情」

ダークレッドのバラ:「円熟した優雅さ」

ダークレッドのスプレーバラ:「至福の喜び」

ピンクのバラ:「感銘」

ピンクのスプレーバラ:「一時の感銘」

ピンクと白の複色バラ:「励まし」

ピンクと白の複色スプレーバラ:「美しい少女」

ライトピンクのバラ:「私を射止めて」

ライトピンクのスプレーバラ:「君のみが知る」

ダークピンクのバラ:「愛を誓います」

ダークピンクのスプレーバラ:「淑やか」

オレンジのバラ:「あなたの魅力に目を奪われる」

オレンジのスプレーバラ:「幸多かれ」

ライトオレンジのバラ:「新鮮」

ライトオレンジのスプレーバラ:「絆」

イエローのバラ:「愛」

イエローのスプレーバラ:「模範的」

ライトイエローのスプレーバラ:「不安を鎮める」

グリーンのバラ:「新たな気持ち」

グリーンのスプレーバラ:「恋の誓い」

ブルーのバラ:「上品」

ライトブルーのバラ:「深い尊敬」

パープルのバラ:「私はあなたにふさわしい」

パープルのスプレーバラ:「富と繁栄」

白いバラ:「麗しい」

白いスプレーバラ:「素直」

クリーム色のバラ:「和み」

クリーム色のスプレーバラ:「穏やか」

ブラウンのバラ:「全てを捧げます」

ブラウンのスプレーバラ:「渋い」

バラの花言葉の由来

バラの花言葉の由来:愛と美、そして歴史が織りなす物語

バラの花言葉は、その美しさ、香り、そして長い歴史の中で人々に与えてきた印象から生まれ、今日まで人々の心に深く根付いています。

神話から生まれた象徴

バラの花言葉の起源は、古代ギリシャ・ローマ神話にまで遡ります。愛と美の女神アフロディーテは、愛人のアドニスが猪に襲われて死んだ悲しみから、血が滴った場所に咲いた花がバラだとされています。この神話から、バラは愛や美の象徴として位置づけられ、その花言葉の基礎が築かれました。

中世ヨーロッパの騎士道とバラ

中世ヨーロッパでは、騎士道精神が花開き、バラは騎士たちが愛する女性に捧げる花として定着しました。騎士たちは、バラを贈ることで自分の愛情を表現し、また、バラは騎士道の理想である純粋な愛の象徴となりました。この時代、バラは秘密を守る花としても扱われ、「Under the rose」という言葉は、秘密裏に行われる会議や約束を意味するようになりました。

芸術と文学の世界で広がる意味

ルネサンス期以降、バラは芸術や文学の世界でも重要なモチーフとなりました。画家たちはバラの美しさをキャンバスに描き、詩人たちはバラを題材にした詩を書き上げました。これらの作品を通して、バラは様々な感情や概念を象徴する花として、人々の心に深く刻み込まれていきました。

現代におけるバラの花言葉

現代においても、バラの花言葉は人々のコミュニケーションの中で重要な役割を果たしています。バラを贈ることは、単に美しい花を贈るだけでなく、自分の気持ちを言葉で表現することと同じ意味を持つのです。

世界初の青いバラ

世界初の青いバラ:不可能を可能にした科学の結晶

古くから「不可能」とされてきた青いバラ。しかし、科学の進歩によって、この夢が現実のものとなりました。

なぜ青いバラが難しいのか?それは、バラが青い色素を作る遺伝子を持っていないためです。いくら品種改良を繰り返しても、青いバラを生み出すことは不可能と考えられてきました。

そんな中、日本のサントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業の共同研究により、世界で初めて青いバラが誕生しました。この偉業達成には、最先端のバイオテクノロジーが不可欠でした。

青いバラ誕生までの道のり

パンジーから青い色素を作る遺伝子を抽出し、バラの遺伝子に組み込むことで、バラに青い色素を生成させる能力を与えました。この研究は14年という長い年月をかけて行われ、遺伝子の組み込みだけでなく、安定して青い色素を作り出すための最適な条件を探索するなど、数々の困難を乗り越えてきました。

世界初の青いバラ:不可能を可能にした科学の結晶

古くから「不可能」とされてきた青いバラ。しかし、科学の進歩によって、この夢が現実のものとなりました。

なぜ青いバラが難しいのか?それは、バラが青い色素を作る遺伝子を持っていないためです。いくら品種改良を繰り返しても、青いバラを生み出すことは不可能と考えられてきました。

そんな中、日本のサントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業の共同研究により、世界で初めて青いバラが誕生しました。この偉業達成には、最先端のバイオテクノロジーが不可欠でした。

青いバラ誕生までの道のり

パンジーから青い色素を作る遺伝子を抽出し、バラの遺伝子に組み込むことで、バラに青い色素を生成させる能力を与えました。この研究は14年という長い年月をかけて行われ、遺伝子の組み込みだけでなく、安定して青い色素を作り出すための最適な条件を探索するなど、数々の困難を乗り越えてきました。

青いバラが持つ意味

青いバラは、単なる新しい品種のバラではありません。それは、科学の力で不可能を可能にしたという象徴的な存在です。また、青いバラは「夢をかなえる」という花言葉を持ち、多くの人々に希望と感動を与えています。

贈る相手別のオススメのバラ

贈る相手別のオススメのバラの種類

恋人、女友達、両親や結婚する相手、卒業、退職する人など、贈る相手別におすすめのバラ(薔薇)の種類を紹介します。

①恋人へ贈る場合

「告白」「愛情」という花言葉を持つ赤いバラやスプレーバラがおすすめです。
また本数別の意味を考えて、「ひとめぼれ」「あなたしかいない」という意味を持つ1本から、「愛しています」「告白」の3本、「付き合ってください」の12本、「永遠の愛」「ずっと好きでした」の99本などは、愛の告白や記念日に渡すのにぴったりです。「100%の愛」の100本や、「結婚してください」という意味がある108本はプロポーズをロマンティックに盛り上げてくれます。

②女友達へ贈る場合

女友達へは、可愛らしく華やかさも併せ持ったピンク系のバラがおすすめです。花言葉を重視するなら、「美しい少女」という意味を持つピンクと白の複色スプレーバラや、「あなたの魅力に目を奪われる」オレンジのバラでもよいでしょう。

③男友達へ贈る場合

お花の好きな男友達なら、バラの花のプレゼントも喜ばれるでしょう。花言葉で選ぶなら「幸多かれ」という花言葉のオレンジのスプレーバラ、「絆」のライトオレンジのスプレーバラ、「渋い」ブラウンのスプレーバラなどを混ぜた花束やアレンジメントもよいでしょう。

④父親へ贈る場合

父の日には黄色いバラを贈るのがメジャーとされています。父の日のシンボルカラーである黄色には、「幸せ」や「富」「希望」「尊敬」「愛する人の無事を願う」といった意味合いがあるためです。「深い尊敬」という花言葉を持つライトブルーのバラや、父親の今後の成功を願って「富と繁栄」のパープルのスプレーバラでも良いかもしれません。

⑤母親へ贈る場合

お花の好きな母親には、お母さんの好きな色のバラを贈るのが1番です。花言葉を通じて普段言えない気持ちを伝えるなら、父親同様にライトブルーのバラの「深い尊敬」、あるいは「上品」という意味を持つブルーのバラなどはいかがでしょうか。

⑥婚約・結婚などで贈る場合

婚約・結婚などのお祝いの場には、花嫁の色である真っ白なバラが似合いますね。「純真」「無垢」といったイメージのある白は、これから幸せな未来を描いていく2人のキャンバスのよう。花言葉で意味を持たせるのなら、「至福の喜び」というダークレッドのスプレーバラや、「恋の誓い」のグリーンのスプレーバラを花束やアレンジメントに入れても良さそうです。

⑦卒業や退社する人へ贈る場合

卒業や退社する人へ贈る場合は、華やかなイメージの花束やアレンジメントにするのがおすすめです。「新たな気持ち」という花言葉を持つグリーンのバラや、「励まし」を意味するピンクと白の複色バラを混ぜても素敵でしょう。

卒業や退社する人へ贈る場合

まとめ

バラの花言葉は、単なる言葉の羅列ではなく、長い歴史と文化の中で育まれてきた、人々の感情や願いを込めたメッセージなのです。愛と美の象徴として、古くから人々に愛されてきたバラの歴史と文化の中で生まれ、育まれてきました。神話、騎士道、芸術、そして人々の感情が織りなす物語が、バラの花言葉に深みを与えています。バラの花言葉は、これからも人々の心を癒し、そしてコミュニケーションを豊かにするでしょう。

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